憲法が活かされる社会を!
生活困窮者への行政支援が滞る年末年始、生活を支援することで一人一人の命を守る、第52次寿越冬闘争が寿公園で、12月29日から取り組まれた。前段の12月26日には、越冬突入集会を開催し決意を固め合い、そして29日から続く7日間の寿越冬闘争は、好天に恵まれる中無事終了した。
越冬期間中は、連日の炊き出しや夜間パトロール、越冬ニュースの発行のほかに、寿町歴史紹介ツアーやカラオケ大会、さすらい娘劇団の芝居などのイベントも取り組まれた。また、配食、夜間パトロールにとどまらず医療、法律、生活、労働相談のコーナーを開設し各相談を受ける等手厚い体制となっている。寿越冬闘争の歴史は古く、すでに半世紀を越える長い闘いとなっているが、これも財政や物資の支援、切り込み作業や配食支援など多くの仲間に支えられてこそ続いているとのこと。そして、この年末年始の取り組みは、実行委員会の尽力と、多くの仲間・ボランティアの支援と協力で運営されており、生活困窮者を支える一つの事業として定着しているのは真に心強い。
この闘いに、私たち組合も県共闘の仲間とともに参加した。朝9時から始まる食材を切る切り込み作業に参加しながらも、主には労働相談コーナーで相談者の対応、駅頭で「年末年始労働相談窓口開設」のチラシ配布、本部からの行動要請などの取り組みを担当した。労働相談は、パワハラや賃金未払い、どこで仕事をあっせんしてくれるのか?など窓口相談は6件、電話相談は今後まとめることとなる。そして相談コーナーでは、相談のきっかけとなればとインスタントコーヒーを提供しているが行列ができるほどの大人気で寒い中で配食を待つ仲間には歓迎された。
昨年、10月、自民党初の女性総裁となった高市早苗氏は「私自身がワーク・ライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いて参ります」と宣言した。今の時代、ワーク・ライフバランスや過労死が問題となっている中での発言で、それは働き方改革(労働時間規制緩和)に大きな影響を与えるのではないかと危惧している。
また、日本は、6人に1人が相対的貧困状態にあるといわれており、誰もが突然に貧困生活に追い込まれることを考えれば、行政によるセーフティーネットの拡充は欠かせないのだが現実は厳しい。憲法25条では、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(生存権)を国民に保障している。憲法を活かし安全で安心して暮らせる社会に思いを馳せる第52次寿越冬闘争参加となった。
合同支部 佐藤


