神奈川県共闘・反戦平和学習会参加報告
11月25日午後2時から開催された、神奈川県共闘主催の反戦平和学習会に参加しました。昨年は、大日本帝国陸軍が兵器開発や諜報活動などを行っていた、川崎市にある「登戸研究所」を見学し戦争の加害の実態を学びました。今回は、敗戦により接収され1975年に返還された跡地の、川崎市中原区に建つ「川崎市平和館」で、戦争被害の実態を映像や資料から学ぶ学習会でした。
川崎市教育委員会:川崎市平和館
市民の平和交流の場として利用されることを目的に設けられた施設で1992年4月に開館しました。
館内は、10のテーマごとに展示コーナーが設けられ、そこには戦時中にも使われていたと思われる、衣類や洗面具などの実物の資料や川崎市高津区に残る「海軍東京通信隊蟹ヶ谷分遣隊地下壕」の当時を再現した模型が展示され、また、2か所の映像室では、1945年4月の川崎大空襲の様子と体験者の話の記録映像と、「戦争、そしてもうひとつの戦争」「ひとつの地球・ふたつの世界」が上映され見ることができました。
何といっても、2階導入部の頭上には落下する焼夷弾の模型を展示しています。それは川崎大空襲で落ちてくる焼夷弾であり、その下をかいくぐるって逃げるという疑似体験する場所でもありました。そして次のコーナーでは、体験者の話や記録映像が上映され、戦争の真実を伺い知ることとなりました。館内展示は、戦争・武力紛争だけでなく、貧困や環境破壊、差別などさまざまな内容がわかりやすく展示されてもいました。
学習会は、約1時間30分行われましたが、情報量が多くもう一度行きたいと思いますが今回の学習会で、今現在も継続しているウクライナ・パレスチナでの戦争が、遠くの課題ではないことを再度考えるきっかけとなりました。
佐藤