機関紙2025年7月号アップしました。

沖縄ピースサイクル

20250623_okinawapeacecycle 反戦
国際反戦沖縄集会の様子「月桃」を合唱する
平和の声を絶やさない!
身近な活動から始めよう 

梅雨が明けた6月23日から26日までの4日間で、自転車で反戦平和、脱原発、環境問題を訴える活動をしている沖縄ピースサイクルに参加した。

沖縄は、6月23日、第二次世界大戦末期の沖縄戦の犠牲者らを悼む「慰霊の日」を迎え、沖縄戦最後の激戦地のひとつ、糸満市米須(こめす)に立つ「魂魄(こんぱく)の塔」で開催された、国際反戦沖縄集会に参加した。42回を迎えるこの集会では、(1)新基地建設に反対する辺野古、ゲート・海の闘いの報告(2)大浦湾埋め立て土砂搬出港での牛歩の闘い報告(3)韓国戒厳令下の韓国市民の闘いの報告(4)ミニコンサートなどの報告と演奏があり、最後に参加者全員で、作詞作曲海勢頭豊「月桃」を合唱し、炎天下での約2時間の集会は終えた。

自転車で宿泊地の那覇までの帰り、午前中に立ち寄った南部戦跡避難壕の慰霊碑に刻まれた言葉や集会での壇上からの発言を振り返り、黙っていては平和な世界は遠ざかってしまう。平和は多くの人の行動の中から作り出されているという思いを強くした。 

今ピースでは、5か所の遺跡と嘉手納基地を自転車で巡り、辺野古ゲートでの座り込み、安和・塩川港での土砂搬出ストップ牛歩戦に約1時間参加するなど闘いにわずかだが参加することが出来きたことは新しい体験だった。

一方、平和の灯を絶やさないためには、沖縄戦の体験者は年々減少し、高齢化とともに証言収集も困難な状況で戦争の悲惨さを伝え続けることも課題の一つとなっている。まずは学びと体験、身近な活動を共に始めよう。

佐藤

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