機関紙2024年11月号アップしました。

「命と生活を守る」ための取組みを!

2024年初日の出 反戦
24春闘、反戦平和の闘いを共に進めていこう!

2024年 年頭挨拶

2024年を迎えました。組合員をはじめ、仲間の皆さんと共に新しい年の始まりを心から喜び、希望をもって迎えたいと願っていましたが、ウクライナで、そしてパレスチナでの戦争で、今失われようとしている命があることに、また家族を失い、友人を失い、明日をもしれぬ只中に追いつめられている多数の人々がいることに、憤りとやるせなさを禁じえません。ロシアのウクライナ侵攻から丸2年を迎えようとし、戦闘は長期化、泥沼化しています。「世界の秩序」や「法の支配」「民主主義」という「普遍性」の名のもとに、ウクライナを支援してきた欧米諸国・日本は、一方でイスラエルのガザ侵攻には、支持、黙認し、大量殺戮を容認してきました。ウクライナを支持する根拠は、単なる欧米諸国の「秩序」「法」「民主主義」という名の「普遍性」、利害でしかないことが明らかになりました。

日本では、貧困の拡大と諸物価の高騰が、労働者、生活者の生活を襲い、さらなる貧困の拡大と生活の破綻の危機が迫っています。岸田政権は、こうした現状を顧みることなく、戦争のできる国へ、中国、北朝鮮との緊張を煽りながら、軍事費の増大を増税で賄い、基地拡大強化、武器輸出、そしてウクライナ支援、イスラエルの殺戮容認の姿勢を明らかにしています。停戦や和平のはたらきかけをするどころか、一方の戦争当事者となっています。

こうした中、2024年は命と生活を守る取り組み、そして反戦平和の取り組みが待ったなしに求められています。労働者、労働組合として、職場で、地域で、命と生活を守る取り組みを進めていきましょう。職場では物価高に対する大幅な賃上げを要求し、あわせて職場の改善を24春闘で取り組みましょう。同時に、年金生活者、生活保護受給者等、あらゆる生活者と共に、命と生活を守る取り組みを、職場から地域から発していきましょう。

昨年、全国一般神奈川は丈夫屋の解雇争議、テクノウエーブの団交拒否を、裁判、神奈川県労働委員会で闘ってきました。丈夫屋は証人尋問が終わり、この春には判決が下されます。テクノウエーブは早くも争点整理、立証計画の作成に進んでいきます。また、昨年年末、ビステオンで組合員が不当解雇されました。不当解雇撤回の闘いも始まります。あらゆる権利侵害と闘い、争議の早期勝利を勝ち取りましょう。

2024年の取り組みは鮮明になっています。「命と生活を守る」ことを第1に、職場では大幅な待遇改善、地域で、全国では最賃の改善、社会保障の改善。そして反戦・平和、脱原発の取り組みを進めていきましょう。

執行委員長 沢口

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